日本教育社会学会 第75回大会
若手研究者交流会 開催のお知らせ
若手研究者交流会を、大会前日の9月8日(金)に開催いたします。若手研究者交流会の目的は、大学院生をはじめとする若手の研究者が大学・研究室をこえた交流を通して、研究上の関心や課題、新たな気づきを共有し、また研究者相互のネットワークを拡充することです。
今年度は、対面で行うラウンドテーブル4つと、オンラインで行うラウンドテーブル2つを用意いたしました。いずれか1つのテーブルにご参加いただくことになります。
参加希望の方は、9月1日(金)までに下記のフォームより、お申し込みください。多くのお申し込みをお待ちしています。
記
【日時】
2023年9月8日(金)16:30〜18:00
【場所】
弘前大学 文京町キャンパス 総合教育棟 / Zoom
【参加対象】
大学院生や初期キャリア段階にある若手研究者で、教育社会学に関心のある方(非学会員・学部生も可)
【参加費】
無料
【ラウンドテーブル】
■対面
1)「投稿論文って大変」
話題提供者:田垣内義浩(東京大学大学院博士後期課程)
『教育社会学研究』は私の生きがいである。だからこそ掲載決定は私の現在を大きく好転させた。ただ、それは反面で、掲載までの道のりをかなり苦しくしたし、その過程で自身の研究テーマに対し繰り返し疑心暗鬼になったりもした。そうした中、いかに苦しみと折り合いをつけつつ、教社研掲載に足る問いをつくりあげていったか、その試行錯誤・執筆経験のプロセスを報告する。私は決して研究者としての能力値は高くないし、周りに助けてもらってばかりであるが、そんな私だからこそ皆さんに寄り添った話題提供ができると信じている。
2)「領域横断って大変」
話題提供者:中村聖(北海道大学大学院博士後期課程)
遺伝と環境の影響力を推定する行動遺伝学的手法を階層研究に取り入れながら、研究を行ってきました。これまでの研究生活を振り返りながら、教育社会学において遺伝を取り上げる意義を説明する難しさ、および、行動遺伝学の分析方法を階層研究に取り入れる際に直面した問題点を改善した苦労について話したいと思います。こうした話題から、他分野のアプローチを導入する大変さについて皆様と意見交流できればと思います。
3)「博論って大変」
話題提供者:市村望(一橋大学大学院博士後期課程)
博士論文を執筆するまでのルートを提示した上で、自身はどのようなルートを辿っているのかをご紹介したいと思います。現在、私は長期履修制度を使用し、働きながら博士論文執筆を目指しています。その中で苦労していることなどをお話しながら、同じような悩みを抱えている皆さんと意見交流ができればと思います。
4)「大学院の世界って大変」
話題提供者:金弘実久(広島大学大学院博士後期課程)
教員養成系の大学から研究大学へ院進した経験について話したいと思います。大学院に入学して苦労したことや勉強になったことについて、特に修士課程の2年間で意識していたことや課外活動・学内外の研究交流の経験を紹介します。また、若手研究者の皆様と「院生生活をより充実したものにするために」というテーマで意見交換をしたいと思います。
■オンライン
5)「ひとりで研究するって大変」
話題提供者:鈴木菖(上智大学大学院博士後期課程)
①博士後期課程の在籍者が比較的少ない小規模大学の中で、研究を進める上での苦労や不安について報告します。
②小規模大学で研究者としてのキャリアを形成するための、自分なりの対処法や工夫を発表し、皆さんとの意見交流を行ないたいです。
6)「研究をはじめるって大変」
話題提供者:中西美裕(大阪大学大学院博士前期課程)
①研究をはじめるって大変:これまでどのようにして研究分野や研究室、研究テーマを決めてきたのかといった点を、自己紹介と併せて発表します。
②修士課程院生の苦労:自分の研究と他のタスクとのバランス、主に特段経済支援のない修士課程の中でどのように研究を遂行しているのかについて、自身の悩みとともに皆さんと乗り越え方を考えられたらと思います。
※研究者間の交流を目的としているため、カメラの使用を推奨します。ただし、機器が準備できないなどの事情がある場合には、カメラをOFFにして参加することも可能です。
【申し込みフォーム】
お申込みはこちらからお願いします。
【問い合わせ先】
日本教育社会学会教育部:jses.seminer.2122@gmail.com
以上