教育社会学研究 第114集
発行日:2024年7月22日
特集:
学問の自由・大学の自治
目次
【特集 学問の自由・大学の自治】
学問の自由の基盤を考える:科学者集団の役割を中心に
阿曽沼 明裕 ▶ 5
学問の自由と専門職の自律性:アメリカ大学教授連合(AAUP)の運動史に基づく―考察
丸山 和昭 ▶ 27
大学自治権喪失への途
小林 信一 ▶ 49
制限される「学問の自由」:「新しい専門職」,実務家教員を事例として
二宮 祐・小山 治 ▶ 75
大学教員の変容と市民社会の認識:調査データから論じる学問の自由・大学の自治
村澤 昌崇・中尾 走・樊 怡舟 ▶ 97
【論稿】
女子グループからの排除と学校からの排除
大久保 遥 ▶ 117
認知能力と教育達成の関連に対する遺伝要因と環境要因の影響:行動遺伝学的アプローチを用いて
中村 聖・敷島 千鶴・安藤 寿康 ▶ 139
どのような母親が家事を子どもにしつけるのか:性別役割分業意識をめぐる実証的検討
戸髙 南帆 ▶ 159
教育態度に対する社会階層と親族ネットワークの影響:階層とネットワークの教育社会学
荒牧 草平 ▶ 179
学科・専攻分野を考慮した教育と職業の連関に関する研究:相互情報量指数を用いた学歴段階間・学歴段階内の寄与の分析
小川 和孝 ▶ 201
学校と学習塾の〈境界〉:学習指導をめぐる教師の専門性の構築過程
溝脇 克弥 ▶ 223
【書評】
山田 哲也[監修]松田 洋介・小澤 浩明[編著]『低所得層家族の生活と教育戦略:収縮する日本型大衆社会の周縁に生きる』
西田 芳正 ▶ 245
前田 麦穂[著]『戦後日本の教員採用:試験はなぜ始まり普及したのか』
山田 浩之 ▶ 248
土屋 敦・藤間 公太[編著]『社会的養護の社会学:家庭と施設の間にたたずむ子どもたち』
山口 季音 ▶ 250
【課題研究報告】
Ⅰ 教育社会学はいかに社会的インパクトを持てるか
伊勢本 大 ▶ 253
Ⅱ 職業教育と労働市場の関係を捉えなおす
眞鍋 倫子 ▶ 257
Ⅲ 「教育と福祉のクロスオーバー」を教育社会学はどう見るか:子どもの多様性と教育保障の相剋を踏まえて
元森絵里子・渋谷 真樹・越川 葉子 ▶ 261
【学会賞選考委員会報告】
投稿規定
▶ 270
日本教育社会学会 研究倫理宣言
▶ 272
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