日本教育社会学会奨励賞 受賞者一覧

Ⅰ.日本教育社会学会奨励賞

第11回

論文の部 

3点

(2023学会年度)
田中 祐児
2023,「貧困者の子どもの有無が貧困の帰責に与える影響:オンラインサーベイ実験による検討」『社会学評論』Vol.74, No.3, pp. 502-517.
太田 知彩
2022,「なぜ留学するのか?:「グローバル人材」の再生産戦略に着目して」『教育社会学研究』第110集, pp.169-189.
中西 啓喜
2022,「学級規模を通じた衡平性と適切性の実証的検討:全国学力・学習状況調査における小学6年児童・学校・都道府県のマルチレベルデータから」『教育社会学研究』第110集, pp.283-303.
受賞の言葉

・受賞理由

 

第10回

論文の部 

2点

(2021学会年度)
石野 未架
2020,「教室のなかの教師の『権力性』再考:IRE 連鎖における正当的権威の維持」日本教育社会学会編『教育社会学研究』第107 集,pp.69-88.
荒木 啓史
2020,“Educational Expansion, Skills Diffusion, and the Economic Value of Credentials and Skills”, American Sociological Review, Vol. 85(1): 128–175.
受賞の言葉

・受賞理由
著書の部 

2点

(2022学会年度)
濱 貴子
2022,『職業婦人の歴史社会学』晃洋書房。

都島 梨紗
2021,『非行からの立ち直りとは何か 少年院教育と非行経験者の語りから』晃洋書房。

受賞の言葉

・受賞理由

 

第9回

論文の部 

3点

(2019学会年度)
篠宮 紗和子
2019,「学習障害(LD)はいかにして「中枢神経系の機能障害」となったか:障害の原因論選択の議論における生物医学モデルと障害の社会モデルのせめぎあい」『教育社会学研究』第104集,pp.193-214.
高橋 靖幸
2018,「昭和戦前期の児童虐待問題と「子ども期の享受」:昭和8年児童虐待防止法の制定に関する構築主義的研究」『教育社会学研究』第102集,pp.175-194.
藤根 雅之
2019,「オルタナティブスクールの連携の技法:傘となる集合行為フレームの創発過程」『教育社会学研究』第104集,pp.237-257.
受賞の言葉

・受賞理由
著書の部 

1点

(2020学会年度)
多喜 弘文
2020,『学校教育と不平等の比較社会学』ミネルヴァ書房。
受賞の言葉

・受賞理由

 

第8回

論文の部 

3点

(2017学会年度)
数実 浩佑
2017,「学力格差の維持・拡大メカニズムに関する実証的研究―学力と学習態度の双方向因果に着目して―」『教育社会学研究』第101集,pp.49-68.

金南 咲季
2016,「地域社会における外国人学校と日本の公立学校の相互変容過程―コンタクト・ゾーンにおける教育実践に着目して―」『教育社会学研究』第98集,pp.113-133.

越川 葉子
2017,「「いじめ問題」にみる生徒間トラブルと学校の対応―教師が語るローカル・リアリティに着目して―」『教育社会学研究』第101集,pp.5-25.

受賞の言葉

・受賞理由
著書の部 

3点

(2018学会年度)
知念 渉
2018,『〈ヤンチャな子ら〉のエスノグラフィー-ヤンキーの生活世界を描き出す』青弓社。

Tokunaga, Tomoko
2018, Learning to Belong in the World : An Ethnography of Asian American Girls, Springer.

福井 文威
2018,『米国高等教育の拡大する個人寄付』東信堂。

受賞の言葉

・受賞理由

 

第7回

論文の部 

2点

(2015学会年度)
石田 賢示
2014,「学校から職業への移行における「制度的連結」効果の再検討―初職離職リスクに関する趨勢分析―」『教育社会学研究』第94集,pp.325-344.

中村 瑛仁
2015,「教員集団内における教職アイデンティティーの確保戦略―アイデンティティ・ワークの視点から―」『教育社会学研究』第96集,pp.263-282.

受賞の言葉

・受賞理由
著書の部 

1点

(2016学会年度)
木村 祐子
2015,『発達障害支援の社会学―医療化と実践家の解釈』東信堂。
受賞の言葉

・受賞理由

 

第6回

論文の部 

3点

(2013学会年度)
中澤 渉
2013,「通塾が進路選択に及ぼす因果効果の異質性-傾向スコア・マッチングの応用-」『教育社会学研究』第92集,pp.151-172.

古田 和久
2012,「高校生の学校適応と社会文化的背景-学校の階層多様性に着目して-」『教育社会学研究』第90集,pp.123-144.

薮田 直子
2013,「在日外国人教育の課題と可能性-「本名を呼び名のる実践」の応用をめぐって-」『教育社会学研究』第92集,pp.197-218.

受賞の言葉

・受賞理由
著書の部 

2点

(2014学会年度)
寺沢 拓敬
2014,『「なんで英語やるの?」の戦後史 ― 《国民教育》としての英語、その伝統の成立過程』研究社。

湯川 やよい
2014,『アカデミック・ハラスメントの社会学 ― 学生の問題経験と「領域交差」実践』ハーベスト社。

受賞の言葉

・受賞理由

 

第5回

論文の部 

3点

(2011学会年度)
須藤 康介
2010,「学習方略がPISA型学力に与える影響-階層による方略の違いに着目して-」『教育社会学研究』第86集,pp.139-158.

橋野 晶寛
2009,「教育支出における生産性と効率性-セミパラメトリック確率的フロンティアモデルによる計量的実証-」『教育社会学研究』第84集,pp.185-205.

牧野 智和
2009,「ビジネス誌が啓発する『力』に関する-考察-社会的実践としての『力』をめぐる表現の分析-」『教育社会学研究』第84集,pp.145-163.

受賞の言葉

・受賞理由
著書の部 

2点

(2012学会年度)
石岡 学
2011,『「教育」としての職業指導の成立-戦前日本の学校と移行問題』勁草書房。

李 敏
2011,『中国高等教育の拡大と大卒者就職難問題-背景の社会学的検討-』広島大学出版会。

受賞の言葉

・受賞理由

 

第4回

論文の部 

3点

(2009学会年度)
鍛冶 致
2007,「中国出身生徒の進路規定要因-大阪の中国帰国生徒を中心に」『教育社会学研究』第80集,pp.331-349.

片山 悠樹
2009,「高校中退と新規高卒労働市場-高校生のフリーター容認意識との関連から-」『教育社会学研究』第83集,pp.23-43.

木村 拓也
2007,「大学入学者選抜と総合的かつ多面的な評価-46答申で示された科学的根拠の再検討-」『教育社会学研究』第80集,pp.165-186.

受賞の言葉

・受賞理由
著書の部 

4点

(2010学会年度)
内田 良
2009,『「児童虐待」へのまなざし-社会現象はどう語られるのか』世界思想社。

倉石 一郎
2009,『包摂と排除の教育学-戦後日本社会とマイノリティへの視座』生活書院。

濱中 淳子
2009,『大学院改革の社会学-工学系の教育機能を検証する』東洋館出版社。

両角 亜希子
2010,『私立大学の経営と拡大・再編-1980年代後半以降の動態』東信堂。

受賞の言葉

・受賞理由

 

第3回

論文の部 

1点

(2007学会年度)
内田 良
2005,「「虐待」は都市で起こる-児童相談書における虐待相談の処理件数」に関する2次分析-」『教育社会学研究』第76集,pp.129-147.
受賞の言葉

・受賞理由
著書の部 

1点

(2008学会年度)
今田 絵里香
2007,『「少女」の社会史』勁草書房。
受賞の言葉

・受賞理由

 

第2回

論文の部 

2点

(2005学会年度)
白松 賢
2004,「マジックマッシュルームとは何か-公共の言説とせめぎあう使用者の経験-」『教育社会学研究』第74集,pp.189-207.

額賀 美紗子
2003,「多文化教育における『公正な教育方法(equity pedagogy)』」再考-日米教育実践のエスノグラフィー」『教育社会学研究』第73集,pp.65-83.

受賞の言葉

・受賞理由
著書の部 

2点

(2006学会年度)
有田 伸
2006,『韓国の教育と社会階層-「学歴社会」への実践的アプローチ』東京大学出版会。

筒井 美紀
2006,『高卒労働市場の変貌と高卒進路指導・就職斡旋における構造と認識の不一致-高卒就職を切り拓く-』東洋館出版社。

受賞の言葉

・受賞理由

 

第1回 (2003学会年度)

論文の部 

1点
間山 広朗
2002,「概念分析としての言説分析-「いじめ自殺」の〈根絶=解消〉へむけて-」『教育社会学研究』第70集,pp.145-163.
受賞の言葉

・受賞理由
著書の部 

2点
岡本 智周
2001,『国民史の変貌-日米歴史教科書とグローバル時代のナショナリズム』日本評論社。

山田 浩之
2002,『教師の歴史社会学-戦前における中等教員の階層構造』晃洋書房。

受賞の言葉

・受賞理由

 

 

 

Ⅱ.日本教育社会学会国際活動奨励賞

第3回 (2016学会年度)

受賞論文 

2点
五十嵐 洋己(千葉大学)
Privileged Japanese transnational families in Hawaii as lifestyle migrants.
Global Networks: A Journal of Transnational Affairs, Vol.15, Issue 1, January, 2015, pp.99-117.

北村 友人(東京大学)
Quality of Education and Research in Cambodian Higher Education Institutions (coauthor Naoki Umemiya, Yasushi Hirosato, and Sam Sideth Dy), in The Political Economy of Schooling in Cambodia: Issues of Quality and Equality, edited by Yuto Kitamura, D. Brent Edwards Jr., Chhinh Sitha, and James H. Williams. New York: Palgrave Macmillan, 2016, (Chapter 11), pp. 205-218.

 

第2回 (2014学会年度)

受賞論文 

2点
松岡 亮二(早稲田大学)
School socioeconomic compositional effect on shadow education participation: Evidence from Japan. British Journal of Sociology of Education, Vol.36, No.2, pp.270-290, August 14, 2013

湯川 やよい(一橋大学・和光大学)
Authorship Practices in Multi-Authored Papers in the Natural Sciences at Japanese Universities. (coauthor Chisato Kitanaka and Mieko Yokoyama) International Journal of Japanese Sociology, Vol.23, Issue1,pp.80-91, March, 2014

 

第1回 (2012学会年度)

受賞論文 

3点
寺沢 拓敬(東京大学大学院)
The discourse of “Japanese incompetence in English”based on “Imagined Communities”:A sociometric examination of Asia Europe Survey. The Journal of English as an International Language 7(1).2012.

徳永 智子(日本学術振興会奨励研究員・国際基督教大学)
I’m not going to be in Japan forever:how Filipina immigrant youth in Japan construct the meaning of home. Journal of Ethnography and education Vol.6,2011.

中室 牧子(慶應大学)
Estimating the Returns to Education Using a Sample of Twins:The Case of Japan. (coauthor Tomohiko, Inui) RIETI Discussion Paper Series 12-E-076 経済産業研究所、2012年。