2025.12.06
国際委員会連続オンラインワークショップのお知らせ
国際委員会
日本教育社会学会国際委員会では、「国際的な研究活動のはじめの一歩」をテーマに、外国調査、外国渡航、留学生の日本での研究活動、英語論文執筆、外国の学会、国際学会などについての経験を共有しあうオンラインワークショップを2025年度・2026年度と連続で計4回開催いたします。
2025年度は、「留学生の日本での研究活動」と「はじめての外国調査」を交流トピックに、会員間での情報共有を図りたいと思います。留学生が日本で研究をする際やキャリアを歩む際に先輩会員たちがどのような経験をしてきたのか、はじめて外国調査を行おうとしたときに気をつけることは何か、具体的にどうアポイントや研究成果に繋げていけば良いのか、について、気軽な雰囲気で歓談いただく方式を採用したいと思います。会は、話題提供者に30分ほどお話しいただいたのち、司会の方を中心にQ&Aセッションを設ける形で進行する予定です。
会員の皆様が国際的な研究活動に参加する一助となれるように、国際委員会の委員たちの学会参加経験を共有し、質疑応答や議論できる場を設けたいと思います。
日本教育社会学会会員向けのイベントとして開催いたしますが、参加資格は問いませんので、どうぞ奮ってご参加ください。
2025年12月23日(火) 19時から1時間程度
話題提供:潘秋静 会員(山梨学院大学)、司会:三好登会員(立命館アジア太平洋大学)
留学生の日本での研究活動などについての情報提供。
概要:第1回目では、留学生が直面しやすい学習・生活・キャリア形成上の困難に焦点を当て、講演者自身の経験を基盤とした実践的なサバイバル術を共有します。留学生活においては、研究テーマの確立、指導教員との関係構築、言語的負担、経済的・心理的ストレスなど、多面的な悩みが生じます。また、卒業後の進路選択、とりわけ日本国内での就職活動の進め方や、大学・研究機関で働くために必要となる要件は、多くの留学生にとって大きな不安材料となっていることと思います。さらに、女性若手研究者においては、研究遂行と私生活の両立可能性に関する懸念も根強いと思われます。
第1回目では、博士課程での研究遂行プロセス、就職活動の実際、そして大学での教育・研究・運営業務に携わる現在の立場から得た知見を、留学生や留学生と関わる方々有益な形で体系的に提示します。質疑応答を交えながら、参加者が抱える具体的な疑問に応答し、その多様なニーズに寄り添うことを目指します。
2026年3月17日(火) 19時から1時間程度
話題提供:坂口真康 会員(大阪大学)、司会:中世古貴彦 会員(九州産業大学)
はじめての外国調査の進め方などについての情報提供。
概要:第2回目では、はじめての外国調査の進め方などについて議論をしたいと思います。具体的には、まずは話題提供者と司会者より、外国調査を進める際の調査計画や実査(協力者の募集や調査許可の取得など)に関する話題から、外国渡航に際して留意する必要がある点や役に立ちそうな情報などの話題にいたるまで、幅広い内容を具体的エピソードも交えながら共有いたします。その上で、外国調査について考えていることや疑問に思っていることを参加者の皆様から共有していただきながら、全体で多角的かつ多面的に議論ができればと考えております。これから外国調査を予定されている方のみならず、現時点では予定はなくとも外国調査に関心がある方や実際に外国調査を経験した人のエピソードに興味のある方なども大歓迎ですので、どうぞお気軽にご参加いただければ幸いです。
ワークショップはZoomで行います。Zoomリンクは下記の通りとなります。
事前登録不要ですが、待機室でお名前とご所属を確認しますので、「お名前(ご所属)」の形でお名前を表記の上、お入りください。
https://zoom.us/j/94187879734?pwd=wJEH2vCTNVV7mTaqg0Fzl8S8Rmo8jH.1
ミーティング ID: 941 8787 9734
パスコード: 275457
問い合わせ先
国際委員会委員長
木村拓也(九州大学/大学入試センター)
kimura.takuya.329@m.kyushu-u.ac.jp

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